>>1094たかこさん再度のご説明、ありがとうございます。お手を取らせまして申し訳ございません。先日立卦した内容の不明瞭な部分がこれで見えて来ました。あなたと人との意思疎通がうまくいかない。これが発端と思います。卦の中であなたと相手との間にお互いを剋し剋される関係が生まれ、そこで生じた小さな不信感が増大してやがて相手に有利なものとなりあなたを責め始める。最初はほんの小さなすれ違いですが、それがやがて大きな信頼関係の崩壊を引き起こしているのだと思います。裏切るという行為について考えてみましょう。人間同士、立場も価値観も人それぞれです。それによって意見も考えも違って来ます。例えばですが、ある人が給金の面で長年勤めた会社を退職し、他の条件の良いところに移ったとしましょう。会社側に言わせるなら、その人に仕事を教えたうえに長年雇ってあげて各種の福利厚生を与えた上での退職に加え他に移るとは、飼い犬に手を噛まれるがの如し。裏切り行為以外の何者でもありません。ですが退職した人に言わせるなら、長年会社の為に尽くしたのに給料も上がらず、それでも馬車馬のごとく使われて挙句に何の労いも無し。会社の裏切り行為としか考えられません。ここには意思疎通の不和や信頼関係の崩壊、誤解すらも発生しています。相手が自分の思うようにならない、これを裏切るという行為と完全に言い切れるかとは思えませんが、ニュアンスは近いと思います。ですので「裏切る」というは行為でなく、引き起こされた結果であると思います。また意図的に悪意を持った裏切りは違います。それは騙す行為で最初から「裏切り」を目標として設定されたものです。以上のように実は「裏切り」とは、ごく日常的にそこら中に溢れかえっているものであると思います。また例えですが、お気にりのカフェがあって久しぶりに行って見ると閉店していたとします。これはあなたにとっては裏切りでしょう。ですが店主にとっては仕方ない事だったのかも知れませんし、これは決してあなたを裏切るつもりは無かった訳です。人の立場や考えはそれぞれで、その確率から考えると自分に合った人、また自分の理想とする言動を行う人の存在こそが逆に稀であると思いませんか。続きます。