ではご主人さまの本心はと言うと4 of Cups 逆。倦怠のカードで、今の状況に対する打開策を見つけようとしていることが表れているのでしょう。実際にカードの絵柄をご覧いただくと分かりやすいのですが、なかなか目の前の問題と向き合う事が出来ないでいる（いた）かも知れません。けれども、新たな方向に視野を広げられるようです。お義父さまは7 of Pentacles 逆。現実は思い描いたものではなかったのかも知れません。思い通りにならなかった物事を乗り越えたり先に進めるか否かを暗示するカードですが、暗雲が立ち込めているのでしょう。ご自身を過大評価していたり、不満があるにも拘らず向き合う事が出来なかったり、あるいは投げやりだったのかも知れません。---長くなりましたので、タロットカードからはエレメントについてお伝えして終わりたいと思います。タロットカードには４つのスートが割り振られているのですが、ご主人さまとお義父さまは小アルカナのエレメントが一致していた事が印象に残りました。もしかしたら、ご主人さまとお義父さまの繋がり、言い換えればしがらみの強さのようなものが表れているのかも知れません。また、儚さや脆さといったイメージも受けます。一致していたのは、Cups＝水＝愛情や感情、心や気持ちなどPentacles＝地＝物質、現実、堅実など冒頭でお伝えした吊るされた男は水に該当するため、お義父さまに対しては十分な愛情を注いでいる・注いできたと解釈した時、現実的な対処が不足していると捉える事も出来るかも知れません。
