>>272匿名様山の火が次々に燃え移ることが「旅急ぐ」様子に似ていることに「火山旅」という卦の由来があります。ですので、決して快適なものではなく失意に駆られて不安な行動を取っているという状態の比喩として「旅」という言葉が使われています。①「家族に恵まれない」……この「旅」のスタート地点です。心安らぐ家族を得ることが匿名様におけるゴールだとひとまず仮定しておきます。②「コミュニケーションが苦手」……「人と感覚が違うのか、特に話してもないのに生意気だとか目の敵にされることが多いです」⇒言葉数が少ないと、他人は足りない言葉を勝手に補って匿名様のことを理解(判断)しようとします。つまり相手は匿名様に戸惑っているんですね。警戒しているわけです。ここで「正直で忠実なしもべ」について考えてみましょう。「しもべ」は地位が低いという意味ではなく、親切を施してくれる人。そんな人が身近にいても警戒されてしまうと正しい人間関係が作れません。とはいえ、職場でできる自己アピールは限界があります。となればプライベートにて、口数が少ない匿名様が他人と多くの会話が自然とできるような環境を考えてみるのも手です⇒例えばシェアルームとか。これは家族を求める旅における「宿場」と考えることが出来ます。③「給料が少ない」⇒アウトプットだけが原因ではないと思います。(職場環境が分からないので詳しいことは分かりませんが)ここで大事なのは、それを自身の責任だと感じてしまっている匿名様の心理状態にあります。これを解消するのはやはり職場では難しいと思います。みんな自分のことで手一杯ですからね。<まとめ>「小さな願い」=「他人との健全な関係」とすれば、匿名様の人生において一種の呪いのように機能している「家族」というものから自由になる必要があります。そのためには他人と「家族ごっこ」をして、家族という偶然性の枠組みを広げることで、幼少の頃のトラウマから抜け出すことができるはずです。